株式会社 家守|栃木県宇都宮市『木組みの家』

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CASE STUDY #03

やわらかな光のピアノスタジオ

もともとあった平家を建て替えて造られたK様邸。建て替えの間お子様たちは、出来上がっていく家を見ながら毎日学校へ通っていたそうです。
野球が大好きだというご兄弟でキャッチボールもできてしまうほど広い庭。家庭菜園もあり、奥には少しだけもとの和風庭園の面影を残しています。もとが日本的な平屋の住まいだったこともあり、一階で生活が完結する、広い敷地に合ったゆとりのある横長の家。
「和の趣がある木の家が建てたくて、色々と探しました。あちこち家を見ていくうち、どれも同じような家に見えてきてしまって。そんな中で家守で見学した木組みの家に魅力を感じました」
というK様。当初は、企画住宅のキナリでの設計を予定していましたが、広い敷地を生かせるように自由設計に変更しました。
LDKはベイマツの太い梁が印象的な、吹き抜けのあるゆとりの空間。ソファーコーナーでは、野球観戦を。それぞれ異なる球団を応援しているというご家族が、テレビの前で盛り上がります。平屋のようにも見える1階の玄関とLDK部分をベースに、立体的で折り重なるような外観にしたことで、情緒のある趣を演出しています。

□ 左 庭に出て兄弟でキャッチボール。 □ 右 自転車小屋兼物置も造作。

□ 左 凹凸と異素材で表情を変え、情緒ある仕上がりに。 □ 右上 吹き抜けのある平屋と二階建てを組み合わせ、趣ある外観に。 □ 右下 もとの庭も一部残し、家庭菜園コーナを新設。

平屋部分はLDKの広い空間。暖房はペレットストーブを採用。

□ 左 キッチンカウンター裏の廊下には、図書コーナー。 □ 右 家族の気配を感じながら、各々が過ごすリビング。

□ 左 木の持つ表情を考慮して、梁はベイマツを使用。 □ 中 キッチンには造作棚。 □ 右 2階には兄弟の部屋と書斎を。

DATAキャッチボールの庭
設計/荒井敦子

二級建築士(荒井設計室)

宇都宮市内の設計事務所にて店舗設計に従事したのちに、独立。店舗だけでなく個人住宅設計にも携わる。木組みの家に魅せられ、自宅を木組みで建てる。吉田桂二の木造建築学校修了、「木組のデザイン」ゼミナール(上級コース/入門コース)修了。

■ 設計/荒井敦子 (荒井設計室)
■ 延床面積/34.76坪
 (1階) 25.83坪、(2階) 8.93坪
■ 家族構成/夫婦+子供2人
■ 施工期間/2016年12月〜2017年6月
■ 木材/県産材・国産材
■ 面材/モイス
■ 基礎/ベタ基礎
■ 基礎断熱/スタイロフォーム
■ 屋根/ガルバリウム鋼鈑
■ 外壁仕上/塗り壁 (ジョリパット)
■ 壁断熱材/羊毛
■ 床材/杉無垢材 (1階)
  杉無垢材 (2階)
■ 内壁仕上/珪藻土塗り
■ 天井/杉化粧板 (1階)
  小屋表し+杉化粧板 (2階)
■ 木部塗装/自然塗料 (プラネットカラー)
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