
1 | 土 地 を 荒 ら さ な い 、 い じ め な い 。 |
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家づくりで常に意識していること。
それは「周囲に対して暴力的であってはならない」ということです。
「この土地に住まわせてもらう」ということを念頭に、
敷地を見てそこから感じるものや風土を大切にし、風景に馴染む家を心がけています。
― 海老原 綾/海老原綾建築設計スタジオ
家守では、設計にあたり、
信頼している設計者とパートナーシップを組んでいます。
設計者と、建てる人と、住む人と。
三者が信頼関係で結ばれ、住む人の立場に立った家づくりにするために。
私たちが思う、住まいづくりで大切なことがあります。
1 | 土 地 を 荒 ら さ な い 、 い じ め な い 。 |
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家づくりで常に意識していること。
それは「周囲に対して暴力的であってはならない」ということです。
「この土地に住まわせてもらう」ということを念頭に、
敷地を見てそこから感じるものや風土を大切にし、風景に馴染む家を心がけています。
― 海老原 綾/海老原綾建築設計スタジオ
2 | 使 う 素 材 は 、 身 体 に 害 の な い も の を 。 |
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使う素材は、環境負荷の少ないものを基本にしています。
無垢材ならではのトラブルも少なからずありますが、時を経ても古くなるのではなく、豊かな表情が出てくるのが自然素材の良いところです。
― 株式会社 家守 代表取締役 関根洋一
例えば、塗り壁には、シックハウスを起こさない壁材、断熱材は羊毛を使用したもの、
塗料は100%植物油とワックスを使用した天然木材用保護塗料を使うなど、
木材以外の箇所にも心を配っています。
3 |
光
と
風
を
感
じ
る
た
め
の
、 模 型 と パ ー ス 。 |
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日の光と風の流れを考えるため模型を作成し、中に入ったつもりで日の光や風の入り方を確認していただいています。
家づくりにおいては、自分の作家性というよりも、住み手の個性をまとめ上げていく作業に喜びを感じています。
― 海老原
昔から図面はドラフターで引いてきました。
庭との関わり方、日の当たり方や風の流れ方など、パースを立ち上げてみないとわからないことも多く、私の場合は手描きで作成することも多いです。
― 荒井
4 | デ ザ イ ン と 伝 統 。 |
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木組みのあらわしは迫力があるものですが、見えすぎると圧迫感が出ることもあるので、伝統とデザインのバランスを大切にしています。
住み継いでいけるような、美しく落ち着きのある住まいづくりをしています。
― 関根
5 |
剛
と
柔
を
持
ち
合
わ
せ
た
、 地 震 に 強 い ね ば り の あ る 構 造 。 |
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日本の建築基準法とは最低限の安全性であり、効率よく家を量産できるためのもの。
戦前の家づくりの考え方をもとにした木組みの家は、安全基準は高いラインに設定しています。
大きな地震などで強い力がかかった時、金物で固めた家は破断してしまうといわれていますが、強さと柔らかさのある家は、歪みこそするものの、倒壊しないといわれていますし、そのように作らなければなりません。
― 関根
6 | 木 組 み の 強 さ を 、 生 活 の 中 に 。 |
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木組みを見るのが好きです。
刻みの現場を見に行った時の衝撃は今でも覚えています。
通常の倍ぐらいの量の木が積み上がった現場で、はじめの頃はこれがどう組み上がっていくのか想像もつきませんでした。
木組みの家は、とても安心感があります。
― 海老原
父の実家は藁葺き屋根で土間がある、昔ながらの民家でした。
店舗設計に憧れて設計の道に進みましたが、気がつけば、幼い頃を思い出すような木組みの家に惹かれている自分がいました。
好きが高じて、自宅も木組みの家を建てました。
― 荒井
会社員を経験したのちに、職人を目指すことを決意し大工となる。下積み時代に行ったリフォーム工事で在来工法の問題点を目の当たりにし、伝統工法、手刻み・木組みを学ぶため、大工塾にて勉強を重ね、2007年に株式会社家守設立。伝統からの学びと自分の考え方を組み合わせ、現代の町並みにも調和する意匠の家づくりを行う。
日本大学理工学部卒業。藤本宗弘建築デザイン事務所(.MAアーキテクト)勤務。アーキスタジオ川口勤務、川口とし子氏に師事。2007年に、有限会社都研、海老原綾建築設計スタジオ設立。個人住宅のほか、益子町のstarnetストアのリノベーションに携わるなど、多くの実績を持つ。
宇都宮市内の設計事務所にて店舗設計に従事したのちに、独立。店舗だけでなく個人住宅設計にも携わる。木組みの家に魅せられ、自宅を木組みで建てる。吉田桂二の木造建築学校修了、「木組のデザイン」ゼミナール(上級コース/入門コース)修了。
若かりし頃、職人を志し大工の道に入りました。
下積み時代に、高度経済成長期に建てられた古くなった家々のリフォーム現場に解体作業へ行くと、多くの家で様々な問題のある現実を目の当たりにしてきました。
それを機に自分なりに調べ、伝統工法である木組みのことを知りました。
構造のこと、自然素材のことや環境についても考え、木組みの職人が集まる勉強会へ出向いたり、技術ある職人がいれば訪ね歩きました。
住み手に愛され、住み継がれる家を作る。
職人としての矜持を胸に、家づくりを行っていきます。
株式会社 家守
代表取締役 関根陽 一