株式会社 家守|栃木県宇都宮市『木組みの家』

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家づくり  | 2020/12/21

師走・年の瀬

いつもながら慌ただしい年末です。
庭のオタフクナンテンも赤さが増したような気がします。
落ち葉を片づけたり、薪の整理をしたりとやらなければならないことがたくさん…
家の大掃除も前もって分散してやろうと毎年思っているのですが、今年も休みに入ってからやることになりそうです。
なぜ、例年この時期は忙しくなるのでしょうか…
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12月によく使われる「師走」「年の瀬」はその年末の慌ただしさ、押し迫った感じをよく表現した言葉なのだそうです。
語源はいろいろあるようですが、よく知られているのは、師走の「師」は僧侶であるという説。昔は冬に僧侶を招いて読経などの仏事を行う家が多かったため、お坊さんが東西に忙しく走り回ることから「師が走る」=師走となったそうです。
年の瀬の「瀬」は浅瀬(川などの流れが速く歩いて渡れるところ)や、早瀬(川の流れの急なところ)、海流の流れを指す言葉です。つまり、年の瀬とは年の流れが速いところ、という意味で、年末のあっという間にすぎていく様を表していると言われています。
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語源はいろいろあるので、どれが正しいかはわかりませんが、昔の人が、暮らしの様子を上手に言葉として表現したのだなぁと思いました。
その他では「極月」「窮月」「限りの月」など1年の終わりの意味する呼び方だったり、「梅初月」「春待月」など春への期待が込められた意味でも呼ばれたりするそうですよ。
個人的には、寒い冬は苦手なので「春待月」と呼んで、気持ちだけでも春への期待でホンワカしたいものです。